仕事で東北へ出張。 仙台の海岸線は聞きしに勝る地獄絵図。
ニュースで見てはいたけれども、実際に飛行機から見ると、堤防はこなごなに壊れ、田畑は地盤沈下し、海岸の防風林はことごとく同じ方向に薙ぎ倒され、数キロはなれた海の上にはいまだに瓦礫と建材や家具らしきものなどが漂い、海岸近くのたんぼでは朝の8時なのに自衛隊とおぼしき人達が横に一列になり捜索活動をしていました。
百聞は一見にしかず。ニュースでは何十回となく放映され見慣れていたはずなのに、これが現実だとわかっていても信じられない有様。正視することすら出来ないあまりの惨状に、カメラはむけるもののうまくシャッターが切れない。 ただ涙を抑えるのがやっと。
空港から市内行きのバスに乗るとここにも津波の痕跡が・・・
バスで高速道を20分位走ったところでも、車や家具や生活洋品がたんぼの中に埋まっている。
悲しさで体が震えた。
いかなる慰めの言葉もこの地に降り立てば、ただの文字の羅列にしかならないだろう。
自衛隊は勿論のこと、米国海兵隊や多くの救助隊はどんな思いで片付けの作業をしたのだろうか。
半端じゃないその心意気に、ただただ感謝。
この思いは出来るだけ多くの人に伝えなくてはいけないなあ・・・多くの事を考えさせられる重い一日でした。