創業150周年
 

株式会社吉田商店【大森本場海苔問屋】

 

海苔屋の「ひとり言」

 

この頃思う事…

この頃思う事…
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海苔の入札、初市!
2011-12-12
三重県の海苔の今季最初の入札「初市」の様子です。
海水温も下がり、いよいよ美味しい海苔の出来る季節となりました。
 
無事だった!
2011-09-10
今年の2月に取引先百貨店が都内のホテルで開催した「得意先特別販売会」で美味しそうな海鮮丼を売っているのを見つけた。気仙沼のS商店の商品だ。
女将さんに色々と話を伺い、何種類か買って帰り食べてみるととても美味しいのでビックリ。早速ホームページでチェック。小さな会社だけど地元の食材を使用した美味しいものをしっかり作っている様子。次回の販売会でも絶対買おうと手帖にお店の名前をメモした。

その一月後・・・東日本大震災。東北各地は想像を絶する大きな被害を受けた。
あの店は大丈夫なのだろうか?心配な日々が続いた。
ある日のニュースの映像で、S商店の女将さん映っていた。なんと悲しい事に店は土台を残して跡形も無くなくなっていたが、生きていてくれた!あー良かった。

9月になってまた同じ取引先百貨店の「得意先特別販売会」が開催された。
行ってみると、あの女将さんが前と同じ海鮮丼を売っていた!女将さんは私と2月に会った事を覚えていないだろうが、私は嬉しくなってすぐに話しかけた。話を聞くと、色々と大変なご苦労をされたようだ。女将さんいわく「こちらの百貨店さんから今回もお声を掛けていただいたので、何とかして間に合うように、何も無いところからこの日を目指して必死に頑張りました」との事。大変な思いを底抜けに明るい笑顔で答えてくれた姿がとても印象的だった。
頑張った女将さんたちも偉いけれども、そのきっかけを作り一緒に頑張った百貨店の担当者も素晴らしいと思う。

この日、東北の底力を見た気がした。
これなら日本は立ち直れると確信した。
これからも、もっともっとサポートして行こう。 我々も頑張らなくてはいけない。



 
忘れられない事
2011-04-22
仕事で東北へ出張。 仙台の海岸線は聞きしに勝る地獄絵図。
ニュースで見てはいたけれども、実際に飛行機から見ると、堤防はこなごなに壊れ、田畑は地盤沈下し、海岸の防風林はことごとく同じ方向に薙ぎ倒され、数キロはなれた海の上にはいまだに瓦礫と建材や家具らしきものなどが漂い、海岸近くのたんぼでは朝の8時なのに自衛隊とおぼしき人達が横に一列になり捜索活動をしていました。
 
百聞は一見にしかず。ニュースでは何十回となく放映され見慣れていたはずなのに、これが現実だとわかっていても信じられない有様。正視することすら出来ないあまりの惨状に、カメラはむけるもののうまくシャッターが切れない。 ただ涙を抑えるのがやっと。
 
空港から市内行きのバスに乗るとここにも津波の痕跡が・・・
バスで高速道を20分位走ったところでも、車や家具や生活洋品がたんぼの中に埋まっている。
悲しさで体が震えた。
いかなる慰めの言葉もこの地に降り立てば、ただの文字の羅列にしかならないだろう。
 
自衛隊は勿論のこと、米国海兵隊や多くの救助隊はどんな思いで片付けの作業をしたのだろうか。
半端じゃないその心意気に、ただただ感謝。
 
この思いは出来るだけ多くの人に伝えなくてはいけないなあ・・・多くの事を考えさせられる重い一日でした。

 
 
海苔きるぞ 日本!
2011-04-16
海苔の産地、宮城県では海苔の関係者も数多く被災されています。
残った漁師さんたちも、家や船、海苔づくりの機械や網などのほとんどが流されてしまい、この地での再建は、現在、全く目処が立っていないような状況です。
また、弊社が海苔を納入している東北の多くの百貨店やお客様も大きな被害を受けています。
海岸線にあった店は壊滅状態で、多くの犠牲者が出たようです。

そのような中、ここ最近になって東北から「海苔」の注文が増え始めました。
先日、現地のあるお店から連絡があり、「街中では海苔がすべて売り切れて欠品しているので大至急送ってほしい。ただし支払いは来月にしてくれませんか?」との事でした。被災地で商品の調達に奔走しながらも内情を正直に言って下さった担当の方には本当に頭が下がる思いです。
少しずつではありますが、確かに復興の兆しが表れています。東京よりも現地のほうが着実に復興に向けて、すべてが動いています!

あれほどの大打撃を受けて悲しい思いをしている現地の方々が、力を振り絞って前に進もうとしている中、直接的な被害をなにも受けていない被災地以外の人間のほうがビクビクして、正常な社会生活を営んでいないように思えてなりません。
買いだめはもちろんいけませんが、必要以上の買い控えや、被災地以外での消費自粛も問題でしょう。
このままでは東京でも、あらゆる職種の多くの企業が消えてゆくでしょう。
自粛ムードももちろん理解できますが、日本全体の経済が戻らなければ被災地支援どころではないですよね。
商人の独りよがりな発想かも知れませんが、被災地の多くの方々の生の言葉に接して感じました・・・。

海苔きるぞ日本!

 
災害支援
2011-03-16
この度の大規模災害の被災者の方々には心よりお見舞い申し上げます。
我々の立場で今何が出来るか真剣に考えています。

「吉田商店」の行動のまず第一歩として、日本赤十字への義援金の寄付を決めました。

また、テレビのニュースの映像などで避難所で「海苔」のついていないお米だけのおにぎりを食べている姿を見て、「海苔」を支援物資として被災地に届ける事としました。
しかしながら各運送会社や宅配便は被災地方面への配達は受け付けておらず、道路の通行許可も取れないため、取引先である三越伊勢丹百貨店様の災害地支援物資に「海苔」を供給し、他の品物と一緒に被災地に届けて頂く事といたしました。

宮城県は海苔の産地でもあります。
東北地方、そして日本の、一日も早い復興を心よりお祈り申し上げております。 がんばりましょう!

<<株式会社吉田商店>> 〒143-0013 東京都大田区大森南4-8-8 TEL:03-3744-0215 FAX:03-3744-0600