近年、伊勢神宮の傍らを流れ、縁の深い日本一の清流「宮川」の河口付近で、絶滅したとされ「絶滅危惧種」に指定されている品種「アサクサノリ」が自生しているのが発見されました。
この川は、国土交通省の一級河川水質調査で2006年からの6年連続を含めて過去11回にわたり1位となっていて、日本一の清流と言われています。
また、伊勢神宮の中でも通常は人の立ち入ることのできない「正殿」の白く輝く敷石「お白石」が採取される河原としても有名です。
この「アサクサノリ」を伊勢の漁師たちが採取して、粘り強い努力を続ける事によりついに養殖に成功、「伊勢あさくさ海苔」として復活再生するに至りました。
その希少性は極めて高く、海苔の全年間産出量の20万分の1程度しか採ることが出来ません。
復活したこの海苔は魚介類の宝庫「伊勢桑名」で昔ながらの養殖方法で丁寧に育てられ、海苔の本場 東京大森の地で吉田商店が1枚1枚丁寧に焼き上げました。
伊勢の神々に愛された、この「伊勢あさくさ海苔」の持つ比類なき風味と秀でた口どけを、悠久の時に思いを馳せながらご堪能頂ければ幸いです。
昔の「アサクサノリ」の味を知っている方々には、この味を懐かしく思われる方も多いのではないでしょうか。
また初めて口にされる方には、その独特の風味と口どけは、きっと新鮮に感じられることでしょう。
それにしても伊勢桑名の漁師たちの復活再生に賭けた努力とその心意気には頭が下がります。
また来シーズンも採れるとは限りませんが、いつまでも続けていってもらいたいものですね。
吉田商店本社での販売のみとなります。
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